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(公財)広島市産業振興センターでは、広島市の中小企業が抱えている技術的な課題に対応するため、試験・検査用機器の整備を進めています。
令和6年度に、広島市にて整備しました機器をご紹介します。 製品開発、品質管理等に、是非御活用ください。
<機器概要>
赤外分光分析(IR)は、測定対象物に赤外線を照射し、得られた赤外線吸収スペクトル(IRスペクトル)から主に有機材料(プラスチック、ゴム等)の材質を特定するために行う分析方法で、得られた分析結果をスペクトルデータベースと照合して材質の特定を行います。
市場で使用される有機材料の種類は日々増加しており、材質を明確に特定できないケースも発生していることから、より信頼性の高い分析が可能となるよう、今回、界面活性剤のデータベース(収録スペクトル数:1795)を新たに導入しました。
※スペクトルデータベース:様々な材質の標準的なIRスペクトルをあらかじめ登録してあるもの
<型式等>
ワイリー・パブリッシング・ジャパン株式会社 KnowItAll IRデータベース 界面活性剤(サブセット)1
<機器概要>
高精度で安定性に優れる天びんです。タッチレスセンサとスマートオートドアにより、コンタミリスクが低減しており、イオナイザと可動式風防プレートにより、静電気や対流の影響を抑えることができ、粉体やプラスチックなど帯電しやすい試料について、安定した信頼性の高い計量が可能です。
<型式等>
株式会社島津製作所 AP225WD-AD
<主な仕様>
・ひょう量:220g/102g
・最小表示:0.1mg/0.01mg
・除電機能内蔵
・オートドア(タッチレスセンサ付)
・JCSS校正証明書有
<機器概要>
電圧、電流、抵抗、温度の測定を1台で行うことのできる装置です。
<型式等>
株式会社テクシオ・テクノロジー GDM-9061
<主な仕様>
① 直流電圧測定レンジ 100mV~1000V
② 交流電圧測定レンジ 100mV~750V
③ 直流電流測定レンジ 100 μA~10 A
④ 交流電流測定レンジ 100 μA~10 A
⑤ 抵抗測定レンジ 100Ω~100MΩ
⑥ 温度測定 対応熱電対(E、I、T、K、N、R、S、B)
<機器概要>
工業製品を中心とした三次元データを作成し、パッケージや商品ロゴなどの二次元グラフィックデータ等と組み合わせることで製品の色や素材感等も含めた商品CGをコンピュータ上で作成します。より詳細で実製品に近い検討が可能になります。
<型式等>
OSなど Mac mini(Apple M4Proチップ搭載)
ディスプレイ Appleスタジオディスプレイ27インチ
液晶ペンタブレット Wacom Cintiq 22
<ソフトウェア>
三次元画像作成ソフトウェア Rhino8
二次元画像作成ソフトウェア Adobe Creative Cloudコンプリートプラン
工業技術センター
TEL : 082-242-4170(代表)
E-mail : kougi@itc.city.hiroshima.jp