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広島市工業技術センターには、工業製品や工業材料の評価(強度試験、環境試験、形状測定等)や、製品の設計、試作、加工を行うためのさまざまな設備機器があります。これらの機器は、地域の製造業を中心とした中小企業の技術的支援を目的に、主に以下の用途で活用しています。
○依頼試験:職員が試料を預かって評価を行い、結果を報告します。
依頼試験 | 広島市工業技術センター (city.hiroshima.jp)
○設備使用:企業の方に開放し、ご利用いただけます。
設備の使用 | 広島市工業技術センター (city.hiroshima.jp)
電話やメール、対面での技術相談は無料ですが、設備を使う上記のご支援は、いずれも有料での対応となります。
当センターの設備機器は、トップページのグローバルメニューにあります「設備機器>設備機器一覧」から閲覧できます。
設備機器一覧 | 広島市工業技術センター (city.hiroshima.jp)
用途別に一覧表にしており、機器名を選択いただくと、機器の概要説明や仕様、利用料金などをご確認いただけます。以下は、蛍光X線分析機器装置のページです。
機器名 | 蛍光X線分析機器装置 |
---|---|
分類 | 分析・物理測定機器 |
概要 |
X線を試料に照射して、その試料の中にどの様な元素が含まれているかを調べる装置です。基本的には、試料を燃焼したり、溶解したりせずに、そのままの状態で多元素の同時分析ができる特徴を持っています。 |
型式 |
(株)島津製作所製 EDX-720型 |
仕様 |
測定方法:エネルギー分散型(EDX) |
設置年度 | H21 |
設備使用料 |
一般に開放しておりません |
写真 |
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1 広島県立総合技術研究所
広島県立総合技術研究所のうち、4つのセンター(食品工業技術センター、西部工業技術センター、西部工業技術センター 生産技術アカデミー、東部工業技術センター)と連携して、職員の研究目的での機器の相互利用、表面処理及び高分子材料に関する技術研究会や研修会の共同開催などを実施しています。
設備機器に関しては、以下の連携をしています。
①整備計画に関する情報交換・・・広島県下にはない機能を有する機器を選定するなど、地域企業に役立つ効率的な機器導入を図っています。
②共通ポータルサイト・・・企業の利便性向上を図るため、保有機器、技術相談先、研究分野等がまとめて閲覧できるサイトを運営しています。
広島市工業技術センターのトップページにあるバナー<機器・技術総合案内>から閲覧することができます。
広島県・広島市工業系技術センター (city.hiroshima.jp)
2 その他の機関
①中国地方公設試験研究機関の開放機器データベース
中国地方の当センターを含む6機関の公設試験研究機関の開放試験機器(企業にご利用いただけるもの)は以下に掲載されています。
事務局である産業技術総合研究所中国センターから毎年照会があり、随時更新されています。共通フォーマットで記載されていますので、該当センターのページにリンクして確認する必要もなく、便利です。
産業技術総合研究所 中国センター - 中国地域公試験研究機関の開放機器 (aist.go.jp)
②全国の公設試験研究機関の保有機器データベース
経済産業省が運営しているデータベースシステムです。
全国の公設試験研究機関の保有機器や研究者を検索できるほか、各センターのホームページの一覧表も掲載されています。
公設試保有機器・研究者 情報検索システム(METI/経済産業省)
広島市工業技術センターサイトの設備機器の紹介ページのページビュー数は、月に500程度はあり、常に上位になっています。また、閲覧時間も他のページに比較して長く、よく見ていただいていることがわかります。当センターの機器のご利用については、ご希望に添えるかどうか判断するために、設備の予約状況のほか、試験条件や試料サイズ、材質等を確認させていただく必要があります。まずは、お電話やメールで当センターまでお尋ねください。
また、当センターで保有しない機器の場合は、ご紹介しました検索システムもご参考になさってください。
そのほか、全国の公設試験研究機関の担当者は、技術分野ごとで最新機器や評価技術に関する情報交換をしています。現在、工業製品にかかる設備機器は、技術の進歩に伴って測定原理が異なるなど多種多様となっています。
例えば、環境試験機は一般的な温湿度や太陽光以外にも真空試験機やオゾン試験機などもありますし、3Dプリンターは、材質(金属、樹脂など)、積層方式(熱溶解、光造形、電子ビームなど)によってさまざまなタイプのものがあります。
各試験場の保有機器や測定事例などの情報交換を通じてネットワークもありますので、他県の総合窓口をご案内したり、いったん当センターの担当者から他県の担当者に尋ねてご紹介したりすることも可能です。
こちらのHPをご覧になって、「難しいかな」と思われても、別の機器で対応できたり、他の試験場をご紹介できたりする可能性もあります。
「こんな試験は実施できないか」というご相談もお気軽にされてみてください。
来年2月ごろには、2方向の負荷が可能な疲労試験機を新規設置予定です。ご利用可能になりましたらご紹介いたしますので、ご期待ください!
工業技術センター
TEL : 082-242-4170(代表)
E-mail : kougi@itc.city.hiroshima.jp