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無電解NiめっきしたWC粉末を用いて作製したWC-(Fe-Ni)合金の摩耗特性

無電解NiめっきしたWC粉末を用いて作製したWC-(Fe-Ni)合金の摩耗特性

倉本 英哲、隠岐 貴史、安保 弘利(*1)、松木 一弘(*1)
          

 無電解Niめっきを施したWC粉末(WC/Ni粉末)と純鉄粉末の混合粉を放電焼結することで作製したWC/Ni-xvol.%Fe(x=0~50)超硬合金の乾式摺動特性を調査した。摩耗試験はリングオンディスクタイプで行い、試験中の押し付け荷重(F)は一定とし、F=98Nと19.6Nの2種類の試験条件とした。得られた結果は以下のとおりである。
 定常摩耗の領域で、比摩耗量(Ws)はリングの押し付け荷重に関係なく、材料ごとで一定の値を示した。得られた比摩耗量について、結合相およびWC粒子それぞれのマルテンス硬さ(H1およびH2)とWC粒子体積率Vf(WC)を用いることで、下式によって整理することができた。

 ここで、C1およびC2は、それぞれ結合相およびWC粒子の摩耗係数であり、単純には小さいほど耐摩耗特性に優れることを示す。本研究において得られたC1とC2の間には1オーダーの差があり、WC粒子の方が優れるものであった。

キーワード:WC系超硬合金、放電焼結、Fe-Ni結合相、比摩耗量

(*1) 広島大学大学院工学研究科


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