(公財)広島市産業振興センターでは、新素材に関する最新の技術情報の提供を行うことを目的として、製造業の技術者の皆様を対象に新素材技術講習会を次のとおり開催します。
本講演では、超伝導体材料の基礎と応用及び電子顕微鏡法による超伝導体を中心とした微細組織解析について最新の情報提供を行います。
御多忙の折とは存じますが、万障お繰り合わせの上、御参加くださいますようお願いします。
■ 開催日時
令和7年11月19日(水)13:30~17:00
■ 開催場所
広島市工業技術センター 3階研修室
(広島市中区千田町三丁目8番24号)
■ 内 容
講演① 「超伝導材料の基礎と応用及びAIを活用した超伝導研究の動向と鉄系高温超電導磁石の開発」
講師 東京農工大学 大学院工学研究院 先端物理工学部門 准教授
山本 明保 氏
【前半】 超伝導現象は、医療用MRIをはじめ、リニアモーターカー、量子メス手術など、先端機器に応用されている。
本講演では、まず基礎的な超伝導現象について紹介し、超伝導応用と超伝導材料について詳細に紹介する。
【後半】 近年、機械学習(いわゆるAI)と言われるデータ科学を活用した材料科学研究が内外で進められている。
本講演では、AIを活用した新超伝導物質探索の最近の研究事例を紹介し、講演者らが進めているデータ駆動と呼ばれる手法を用いた鉄系高温超伝導磁石の開発
事例を紹介する。
講演② 「電子顕微鏡法による超伝導材料の微細組織解析とデータ科学活用による先端超伝導材料組織解析の事例」
講師 九州大学大学院 総合理工学研究院 物質科学部門 准教授
嶋田 雄介 氏
【前半】 材料組織は様々な材料においてその物性を司る重要な要素であるが、超伝導材料でもそれは例外ではない。
本講演では、電子顕微鏡による材料組織解析手法を超伝導材料への応用例を中心に紹介する。
【後半】 最近の高性能超伝導材料では複雑な微細組織を持ち、それらが複合的に物性に影響を及ぼしている。
そのため組織制御においても、これまでの仮説駆動的なものだけでなく、データ科学連携が有用となってきている。
本講演では、超伝導材料開発研究における実組織情報に基づいた実験・データ科学融合へのアプローチを実例と共に紹介する。
※講演①前半、講演②前半、講演①後半、講演②後半の順で実施する予定です。
■ 主 催
公益財団法人広島市産業振興センター(広島市工業技術センター指定管理者)
■ 参加費
無料
■ 募集定員
50名
■ 開催案内
開催案内のダウンロードはこちらからできます。
■参加申込
令和7年11月14日(金)までに、下記の申込方法のいずれかでお申込みください。
※ 暴力団員又は暴力団関係者の方は申込できません。
■ 連絡先
(公財)広島市産業振興センター 工業技術センター
材料技術室 担当:竹當、城戸
〒730-0052 広島市中区千田町三丁目8番24号(広島市工業技術センター内)
Tel: 082-242-4170 Fax: 082-245-7199
申込方法
いずれかの方法でお申込ください。
申込フォームに記入し、お申込ください。
申込フォームは個人情報保護のため、SSL(暗号化通信)を行っています。
申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、Eメール、FAXのいずれかの方法によりお申し込みください。