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世界中でカーボンニュートラル(脱炭素社会)実現に向けた取組が活発になるなか、企業経営における環境保全活動は、必須となっています。そのようななか、「カーボンフットプリント」という仕組みが、企業の環境保全への取組姿勢の評価指標として注目を集めています。2023年5月に経済産業省・環境省より、温室効果ガスの排出量算出方法や表示・開示方法、排出削減方法等を示した「カーボンフットプリント実践ガイド」が公表されました。今年度の環境経営実践講習会は、製造業におけるCO₂排出量の算出方法と削減をテーマに開催します。
第1部として、脱炭素チャレンジカップ2023 環境大臣賞グランプリを受賞された埼玉県の来ハトメ工業株式会社の石原様にCO₂99%削減までの取組と、同社のカーボンフットプリントの取り組みをご支援された柴田様に省エネと創エネを中心とした、カーボンニュートラルへの取組をご紹介いただきます。
第2部として、上記実践ガイドの策定に携わった経済産業省及び環境省の方に本ガイドの解説をいただくとともに、ガイドに沿った計算を実際にトライされた事例を第1部講師のお二方に、具体的にご紹介いただきます。
来ハトメ工業株式会社様は、アルミ加工製品の製造をされている従業員36名の企業です。明日から取り組める環境経営、今後必須となるCFPに必要な準備等についての有用情報を得られる内容です。ぜひご参加ください。
※Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)とは、商品やサービスの原材料調達から、生産、流通・販売、廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体を通じて排出される温室効果ガス排出量をCO2換算で表示する仕組み。(日本商工会議所ページより引用)
■日程 令和5年11月22日(水) 13:30 ~ 17:00
■開催方法 会場での対面形式
■会場 広島市工業技術センター本館3階研修室(広島市中区千田町3-8-24)
■定員 80名
■参加費 無料
■内容
◇挨拶 広島市工業技術センター 所長 佐々木 尚行
◇第1部 CO₂削減のアプローチ 13:35~14:30
(1)「秘伝!CO₂99%削減の術」
来ハトメ工業株式会社 管理部 課長 石原 隆雅 様
①知識ゼロから脱炭素チャレンジカップグランプリ受賞を実現するまで
(2)「カーボンニュートラルの第一歩 省エネと創エネ」
柴田コンサルタンシー634 代表 中小企業診断士 柴田 敏郎 様
①コストゼロで入手するデマンドデータ分析から分かる省エネのポイント
②実発電データ分析からみる太陽光発電 ③省エネの定石
◇第2部 カーボンフットプリントの実践 14:40~16:20
(1)カーボンフットプリントガイドラインについて
・経済産業省 産業技術環境局 環境政策課 GX推進企画室 係長 増野 圭輔 様
・環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ビジネス推進室 室長補佐 峯岸 律子 様
①CFPの必要性 ②CFPの活用シーン
③ガイドライン策定の背景、目的 ④ガイドラインを踏まえた施策情報
⑤CFP実践ガイドについて ⑥支援制度などの情報
(2)部品製造におけるカーボンフットプリント(CFP)算定トライアル
~カーボンフットプリント実践ガイドに沿った算定事例~
第1部講師の柴田様、石原様
①算定トライアルを行った背景と動機 ②実際の算定プロセスと算定をして分かったこと
③提言、問題と課題
◇第3部 質疑応答及び意見交換会 16:20~16:30
会場からの質問対応、講師間での意見交換
◇第4部 バイオ燃料車のご紹介と展示 16:30~17:00
株式会社ユーグレナが製造する微細藻類油脂や使用済み食用油を原料としたバイオディーゼル燃料「サステオ」を使用して走行するCX-60のご紹介をします。工業技術センター試験棟にて車両展示を行います。ぜひご参加ください。
■対象者 環境経営に関心のある事業者等
■主催 広島市、公益財団法人広島市産業振興センター
■協力 ひろしま自動車産学官連携推進会議
■申込
・令和5年11月20日(月)までに、広島市工業技術センターHPの申込フォームでお申込ください。
※暴力団員又は暴力団関係者の方は申込できません。
■連絡先 公益財団法人広島市産業振興センター(広島市工業技術センター内)
担当:田中真美 Tel 082-242-4170、FAX 082-245-7199