広島市工業技術センター

閲覧補助
文字サイズ
標準
拡大
検索
お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-242-4170

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-242-4170

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

無電解NiめっきしたWC粉末を用いて作製したWC-Ni系超硬合金の乾式摩耗特性


無電解NiめっきしたWC粉末を用いて作製した
WC-Ni系超硬合金の乾式摩耗特性

倉本英哲 隠岐貴史 松木一弘* 柳沢 平*
          

 無電解Ni(ニッケル)メッキを施したWC(炭化タングステン)粉末を用いて、Ni相をバインダーとするWC-Ni超硬合金を放電焼結法によって作製し、その乾式摩耗特性について調査を行った。なお、本研究ではめっき中の残存P(リン)量を制御して、Pの及ぼす影響についても調査を行った。2種類の無電解Niめっき中の残存P量は約5%と約13%であり、それぞれL.PタイプおよびH.Pタイプと呼ぶこととした。結果は以下のように要約される。
 焼結は、均質で高密度の試料を得るために液相での焼結を選択したが、L.Pタイプで1273K、H.Pタイプで1153Kと非常に低温での焼結温度で真密度化することができた。得られた試料の比摩耗量は、一般に市販されているWC-7.8wt%Co粉末を用いて作製した超硬合金と比較して優れるものであった。また、Niバインダー相のP量は大きくなるほど、比摩耗量が大きくなることが分かった。

キーワード:WC-Ni超硬合金、無電解ニッケルメッキ、放電焼結、比摩耗量



*広島大学大学院工学研究科

詳細をpdf形式にて御覧いただけます。無電解NiめっきしたWC粉末を用いて作製したWC-Ni系超硬合金の乾式摩耗特性.pdf(748KB)


もどる

このホームページはNetscape2.0、Microsoft Internet Explorer 3.0以上のバージョン、 又はそれと同様のブラウザでご覧下さい。

このページのトップへ